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ロボット工学

科目
ロボット工学
区分
電子情報工学専攻
授業コード
42320
開講期
曜日・時限
秋 木/34
単位数
2単位
担当者名
福田 靖
授業の概要
ロボットは、自動車の組立、塗装、ICの実装など生産現場で広く用いられている。現在、家やビルを守る警備ロボット、災害時に人を救助するレスキュー・ロボット、人を癒すペット・ロボットなどが研究開発され、様々な分野での活躍が期待されている。ロボット工学は機構学、電気・電子工学、計算機工学、制御工学など広い領域の知識を必要とする工学である。本講義では、ロボットの歴史と現状、ロボットのメカニズム、順運動学と逆運動学、ヤコビ行列、アクチュエータ、ロボットの感覚、関節のフィードバック制御などについて講義を行う。
到達目標
ロボットのメカニズム,アクチュエータ,センサなどの概要を習得する.ロボットの運動制御の基礎を理解する.
授業計画
テーマ
内容
第1回目
ロボットの歴史と現状 講義の概要説明,ロボットの歴史,ロボット技術と産業の現状.
第2回目
ロボットのメカニズム ロボットの形,自由度構成,構成要素,アクチュエータ.
第3回目
順運動学と逆運動学(1) アーム先端の位置姿勢と関節角度を関連付ける方法,D-H表記法,同変換行列など.
第4回目
順運動学と逆運動学(2) 同上
第5回目
ヤコビ行列(1) アーム先端の速度と関節角速度を関連付ける方法,ヤコビ行列.
第6回目
ヤコビ行列(2) 同上
第7回目
アクチュエータ 電気式,油圧式,空圧式のアクチュエータ,モータ制御.
第8回目
ロボットの感覚ロボット自身の状態を検出する内界センサー,
ロボットの対象物や環境との相対関係を検出する外界センサー.
第9回目
関節のフィードバック制御関節のモデル化,フィードバック制御
第10回目
歩行ロボットの運動制御(1)4足歩行ロボットTITANIIIを例に,4足歩行機械の制御システムと歩行運動制御について解説する.
第11回目
歩行ロボットの運動制御(2)4足歩行型法面作業ロボットTITANXIにおける,歩行ロボットによる作業内容,システム構成,歩行運動制御について解説する.
第12回目
マニピュレータの運動制御(1)自由飛行型宇宙ロボットを例にして,マニピュレータ運動制御を解説する.
第13回目
マニピュレータの運動制御(2)宇宙用保全作業ロボットを例にして,マニピュレータ運動制御を解説する.
第14回目
最新のロボット研究開発の動向最新のロボットの研究開発の動向を紹介する.
第15回目
まとめ全体のまとめ

使用テキスト
必要に応じてプリントを配布する.
参考文献
・吉川著「ロボット制御基礎論」(コロナ社)
成績評価方法
基本的にレポート課題(数回)にて評価する。

更新日:02/15/2007
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