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古代哲学特殊研究

科目
古代哲学特殊研究
区分
哲学専攻
授業コード
40602
開講期
曜日・時限
秋 火/56
単位数
2単位
担当者名
納富 信留
授業の概要
古代ギリシア哲学の流れを意識しながら、主要な哲学者の著作(或いは、断片)を読む。テーマを「ロゴス」とし、ヘラクレイトス、ソフィスト(ゴルギアス、プロタゴラスら)、プラトン、アリストテレスの議論を検討していく。授業では、予めテキストを読んできた上で、担当者によるまとめや参加者による議論を交えて、解説を加える。
到達目標
古代哲学者の議論や著述に慣れ、今後自ら研究するための手法や概観を身につける。主要概念や議論枠組みについては、近現代の哲学者とも比較しながら理解していく。
授業計画
テーマ
内容
第1回目
イントロダクション 本授業の概要と進め方を説明し、参加者の希望を聞く。資料や参考文献の解説を行なう
第2回目
ギリシア哲学史概観 ギリシア哲学の流れや、資料の問題、「ロゴス」との関わりなどを概観する
第3回目
ヘラクレイトスと「ロゴス」への関心(1) ヘラクレイトスの関連断片を検討する(プリントで配付)
第4回目
ヘラクレイトスと「ロゴス」への関心(2) ヘラクレイトスの関連断片を検討する(プリントで配付)
第5回目
ゴルギアスの弁論術(1) ゴルギアス『ヘレネ頌』を中心に「弁論術」を検討する
第6回目
ゴルギアスの弁論術(2) ゴルギアス『ないについて』第三部を主に検討する
第7回目
アルキダマスの言論 アルキダマス『ソフィストについて』を検討する
第8回目
プロタゴラスの言論プロタゴラスの断片を検討する(プリントで配付)
第9回目
プラトン『パイドン』(1)『パイドン』における「ロゴス」の役割について検討する
第10回目
プラトン『パイドン』(2)『パイドン』における「ロゴス」と「イデア」の関係を検討する
第11回目
プラトン『パイドロス』(1)『パイドロス』における弁論術批判を検討する
第12回目
プラトン『パイドロス』(2)『パイドロス』における「ディアレクティケー」の方法を検討する
第13回目
アリストテレス(1)「オルガノン」(特に『命題論』)の言語論を検討する
第14回目
アリストテレス(2)『形而上学』第四巻の「矛盾律」の問題を概観する
第15回目
まとめ全体のまとめと、参加者による議論

使用テキスト
プラトン『パイドン』(出来れば岩波全集、松永雄二訳;そうでなければ、岩波文庫、岩田靖夫訳)、『パイドロス』(岩波文庫、藤沢令夫訳)、納富信留『ソフィストとは誰か?』(人文書院)
参考文献
三井善止編『他者のロゴスとパトス』(玉川大学出版部)、納富信留『プラトン』(NHK出版)、『哲学者の誕生』(ちくま新書);その他、授業で指示する
成績評価方法
授業の出席、担当・議論への貢献を重視する。学期末にレポートを提出

更新日:02/18/2007
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