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哲学研究演習

科目
哲学研究演習
区分
哲学専攻
授業コード
40600
開講期
曜日・時限
秋 月/23秋 木/23
単位数
4単位
担当者名
三井 善止
授業の概要
哲学が提供するものは多種に及び,思考・論理・推理の形成からはじまって,人間自体のみならず,人間に関わる諸問題の設定と解明そしてその根拠と構造,意味・価値の規定にまで渉っている。これらのことについて概略をなぞりながら,人間存在が関わる諸問題を現実生活の中で確認し,人間のあるべき姿,人間のもつべき態度をその自覚的次元のもとに位置づけて明らかにしていく。特に,自覚の哲学としての西田哲学における自己の自覚的発展の道程を辿ってみる。「純粋経験」から「場所」への転回,そして「歴史的実在の世界への具体化」,非連続の連続,行為的直観,絶対矛盾の自己同一への深化,逆対応を通しての宗教的世界への貫通といった西田哲学体系のもつ精神生命に触れることがこの演習での基本的な課題である。
到達目標
それぞれのテーマの確認ができる。 テーマについての議論のポイントを挙げることができる。テーマについてのいろいろな思想内容が理解できる。テーマについての自分の考えをレポートできる。
授業計画
テーマ
内容
第1回目
純粋経験とは(1) 『善の研究』を読解し、西田哲学の原初的基盤を理解していく。
第2回目
純粋経験とは(2) 同 上
第3回目
純粋経験とは(3)     同 上
第4回目
自覚の問題(1) 特に、「私と汝」を中心に自覚の立場への発展を探っていく。
第5回目
自覚の問題(2)     同 上
第6回目
自覚の問題(3)     同 上
第7回目
場所の論理(1) 西田哲学の構造の根本的論理である「場所」の論理を究明する。
第8回目
場所の論理(2)    同 上
第9回目
場所の論理(3)    同 上
第10回目
歴史的世界(1)場所の具体化としての弁証法的一般者を経ての、その具体化としての歴史的世界を取りあげる
第11回目
歴史的世界(2)     同 上
第12回目
歴史的世界(3)     同 上
第13回目
宗教の立場(1)「場所的論理と宗教的世界観」
第14回目
宗教の立場(2)     同 上
第15回目
宗教の立場(3)     同 上

使用テキスト
西田幾多郎著『善の研究』岩波書店/『西田幾多郎哲学論集Ⅰ, Ⅱ, Ⅲ』岩波書店
参考文献
成績評価方法
研究への取り組み、貢献度、レポートを総合して評価する。

更新日:01/15/2007
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