検索 検索トップページ トップページ担当別50音一覧 担当別50音一覧

計算論的神経科学

科目
計算論的神経科学
区分
電子情報工学専攻
授業コード
42312
開講期
曜日・時限
春 木/78
単位数
2単位
担当者名
岡本 洋
授業の概要
計算論的神経科学は、実際の脳における情報処理の機構を、神経生理学実験事実に基づくモデル構築を通じて理論的に解明することを目指す新しい研究分野である。本講義では、ワーキングメモリ、意思決定、時間的情報処理、等の脳内認知過程に関する計算論的神経科学研究について、基礎から最前線までをレビューする。
到達目標
目指すレベル:最新の計算論的神経科学の論文(英文)を読んでその内容を理解できる
授業計画
テーマ
内容
第1回目
持続活性の神経機構1 ワーキングメモリに関する神経生理学実験研究(ワーキングメモリの神経基盤としての持続発火)
第2回目
持続活性の神経機構2 持続活性を生成する神経ネットワークモデル:基礎編(シナプス伝達、ニューロン発火、ネットワーク構成、等)
第3回目
持続活性の神経機構3 持続活性を生成する神経ネットワークモデル:実戦編(双安定力学系、統計力学的記述、等)
第4回目
持続活性の神経機構4 ワーキングメモリの神経機構の計算論的モデル化
第5回目
漸次的持続活性の神経機構1 漸次的持続活性に関する神経生理学実験研究
第6回目
漸次的持続活性の神経機構2 漸次的持続活性を生成する神経ネットワークモデル
第7回目
漸次的持続活性の神経機構3 単一細胞における漸次的持続活性に関する神経生理学実験研究およびその細胞内機構の計算論的モデル化
第8回目
工学的応用漸次的持続活性の神経機構のデータマイニングへの応用
第9回目
意思決定の神経機構1意思決定に関する神経生理学実験研究(特に、情報積分過程の神経基盤としての「持続活性の漸次的増加/減少」)
第10回目
意思決定の神経機構2意思決定の神経機構の計算論的モデル化
第11回目
心的過程の神経機構心的過程の反映と目される「持続活性の時間的遷移」の神経生理学実験観測およびその神経機構の計算論的モデル化
第12回目
輪講1計算論的神経科学に関する最新の論文を読んでその内容を報告する
第13回目
輪講2計算論的神経科学に関する最新の論文を読んでその内容を報告する
第14回目
第15回目
使用テキスト
最新の英文原著論文を適宜配布する。
参考文献
最新の英文原著論文を適宜配布する。
成績評価方法
1213講で課する最新論文内容報告に基づいて評価する。出席も参考にする。

更新日:
検索トップページ担当別50音一覧