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量子コンピュータ特論Ⅰ

科目
量子コンピュータ特論Ⅰ
区分
電子情報工学専攻
授業コード
42301
開講期
曜日・時限
春 火/56
単位数
2単位
担当者名
広田 修
授業の概要
量子コンピュータについて入門的な講義を行う。量子コンピュータとは、量子力学を積極的に利用することによって、いく種類かの特別な問題を通常のコンピュータよりも効率的に解決する、コンピュータおよびアルゴリズムのことである。本講義では、量子力学の知識を前提としないことにしており、そのため、最初の数回の授業で量子力学の簡単な導入を行う。
到達目標
Shorのアルゴリズムを理解する。
授業計画
テーマ
内容
第1回目
量子コンピュータとは何か 講義内容全体の紹介、量子力学の導入(1)
第2回目
量子力学の初歩 量子力学の導入(2)
第3回目
ドイチェのアルゴリズム ドイチェのアルゴリズムと単一光子の干渉について
第4回目
観測と状態の収縮 量子力学における観測の導入
第5回目
不確定性 量子力学における不確定性原理について
第6回目
ドイチェ-ジョサのアルゴリズム 複数のqubitを使った量子アルゴリズムの導入
第7回目
多光子系による量子コンピュータの実装 量子アルゴリズムにおける量子もつれ合いの役割について
第8回目
サイモンのアルゴリズムサイモンのアルゴリズムと周期関数オラクル問題
第9回目
量子フーリエ変換量子フーリエ変換を実行する量子ゲート回路の構成
第10回目
ショアのアルゴリズム(1)未知関数の周期を見出すショアのアルゴリズムの原理について
第11回目
ショアのアルゴリズム(2)ショアのアルゴリズムの因数分解問題への応用
第12回目
量子コンピュータの実験量子コンピュータの物理的実験の進展についての解説
第13回目
第14回目
第15回目
使用テキスト
テキストは特に指定しない。授業ごとにプリント資料を配布する。平成17年度講義での配布資料がホームページからダウンロード可能なので、参考にすると良い。(http://www.tamagawa.ac.jp/sisetu/gakujutu/pderc/rqcs/azuma/index.htm)
参考文献
M.A. Nielsen and I.L. Chuang, 'Quantum Computation and Quantum Information'
(Cambirdge University Press):日本語訳がオーム社より出版されている。
成績評価方法
講義期間中の数回の演習、および、学期末レポートから、成績を総合的に評価する。

更新日:
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