検索

トップページ

担当別５０音一覧

科目	教育的人間学研究	区分	哲学専攻
授業コード	40101	開講期	春
曜日・時限	春　火／23	単位数	2単位
担当者名	長谷川 洋二

授業の概要

教育人間学は教育研究において今日再び中心的役割を担う作業分野になってきている。本講義では、教育人間学の歴史的変遷を踏まえながら、現代において教育人間学の新たな可能性を模索するベルリン学派の意欲的試みを紹介しつつ検討していく。授業は内容理解に供するためにテーマに関連する諸文献の読解をもとに行われる。適宜欧文文献も取り上げる。

到達目標	教育人間学成立の歴史的背景とその今日までの展開について理解し、教育現象の諸問題を考察する作業領域をこれまでよりもさらに展望できるようになる。

授業計画	テーマ	内容
第1回目	オリエンテーション	授業計画のアウトラインの説明、進行方法、評価など
第2回目	歴史的回顧　１	体系化の試み１　統合科学的教育人間学
第3回目	歴史的回顧　２	体系化の試み２　哲学的人間学的教育人間学
第4回目	歴史的回顧　３	体系化の試み３ 現象学的教育人間学　ほか
第5回目	歴史的回顧　４	人間学批判
第6回目	歴史的回顧　５	歴史的教育人間学
第7回目	教育人間学のテーマ１	ミメーシス
第8回目	教育人間学のテーマ１　　続	ミメーシス
第9回目	教育人間学のテーマ２	文字
第10回目	教育人間学のテーマ２　　続	文字
第11回目	教育人間学のテーマ３	メディアテクノロジー
第12回目	教育人間学のテーマ３　　続	メディアテクノロジー
第13回目	教育人間学のテーマ４	経験
第14回目	教育人間学のテーマ４　　続	経験
第15回目	まとめ２	その他の研究テーマ　学期末試験（レポート提出）

使用テキスト	クリストフ・ヴルフ編著『教育人間学入門』玉川大学出版部、2001年
参考文献	ボルノー『人間学的に見た教育学』玉川大学出版部　 クリストフ・ヴルフ編著『歴史的人間学事典』（２）勉誠出版、2005年 Christoph Wulf/Jörg Zirfas(Hrsg.):Theorien und Konzepte der pädagogischen Anthropologie. Donauwörth, 1994. Christoph Wulf:Einführung in die pädagogische Anthropologie.Weinheim und Basel, 1994. Christoph Wulf:Einführung in die Anthropologie der Erziehung Weinheim und Basel, 2001. その他授業時に随時指示する。
成績評価方法	授業参加度、発表、学期末試験(レポート）による総合評価